ヨーロッパに拠点を置くサイバーセキュリティ業界のグローバルリーダーであるESET(本社:スロバキア)は、2021年第3三半期(9~12月期)サイバーセキュリティ脅威レポート「ESET Threat Report T3 2021」を公開しました。それを受け、イーセットジャパン株式会社(東京都港区、カントリーマネージャー:黒田宏也)は、日本国内向けレポート概要「ESETサイバーセキュリティ脅威レポート2021年第3三半期版」を公開しました。
レポートサマリー
- 第3三半期間中のランサムウェアのピークは9月9日。同日検出されたランサムウェアの73%は、「Win/Filecoder.Sodinokibi」(別名:REvil)が占める。同日、最も多くランサムウェア攻撃が検出された国は南アフリカ。数日前に南アフリカの司法局が大規模ランサムウェア攻撃を受けていたことが判明。
- 日本国内では、11月初旬にランサムウェア攻撃のピークを確認。
- ヨーロッパの家電量販チェーン店メディア・マルクト(MediaMarkt)がランサムウェア攻撃に見舞われたが、要求された身代金は、史上最高額2憶4千万米ドルを記録。
- ESETは、これまで検出されたことのない新しいUEFIブートキットを確認、実環境で使用されていることを発見。「ESPecter」と命名。
- 「ESPecter」は、Windowsのドライバ署名の強制機能を迂回して、攻撃者が用意した未署名のドライバを読み込み、スパイ活動を行うことを確認。今後、UEFIへの脅威がさらに顕在化してくると考える。
ESETのサイバーセキュリティ脅威レポートは、第2三半期にあたる2021年9 月から12月までの情報をまとめています。
今回、日本向けレポート概要では、世界中で脅威を増しているランサムウェアを中心に、グローバルにおけるランサムウェアの動向と共に日本での動向をイーセットジャパンが解説を付け加えています。さらに、RPD(Remote Desktop Protocol)を狙った攻撃、悪名高いAPTグループ「The Dukes」(別名:APT29・Cozy Bear・Nobelium)と呼ばれるサイバー犯罪者集団の最新動向についても取り上げています。日本国内向けレポート概要の全文はこちらからご覧ください。
2021年第2三半期脅威レポート全文はこちら(英語のみ)をご覧ください。
ESETについて
ESETは、30年以上にわたり”進化(Progress)”を見守り、セキュリティソリューションでそれを”保護(Protected)”し続けてきました。世界中の個人および法人に向けて、高度化する脅威からビジネス、最重要のインフラストラクチャ、そして消費者を保護するための業界をリードするITセキュリティソフトとサービスを開発してきました。エンドポイントやモバイルセキュリティからEDR、暗号化、多要素認証など、高性能でありながら使いやすいさまざまなソリューションを提供しています。消費者や企業がこれらのテクノロジーを最大限に活用し、高度化するサイバー脅威から保護します。ESETは、世界中にR&D研究開発拠点を有しており、私たち共通の未来のために活動を行っています。
テクノロジーがあらゆる“進化(Progress)”を可能にするとき、ESETはそれらを“保護(Protected)”し続けます。
ESET – Progress. Protected.
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