
亜種を含めるとマルウェアの新種が、1日に100万個から200万個も発見されていると言われています。
このため、発見・検知済みの脅威を解析して、データベースに登録するという、パターンマッチング方式では、その情報を製品へタイムリーに反映できないという問題が発生しました。また、標的性の高い攻撃においては、セキュリティが甘い箇所を何としてでも見つけ出し、執拗に侵入が行われるケースも少なくありません。振る舞い検知やサンドボックスなどの高度な検知機能を備えていても、それらの検知を回避したマルウェアの存在が確認されています。
そこで登場したのが、脅威の侵入は防げない前提に立ち、検知と復旧を迅速に行うことを目的とした製品、「EDR(Endpoint Detection and Response)」です。
本記事では、EDRの概要や他のソリューションとの違いに触れながら、製品を選ぶときのポイントについて解説します。