第1回 時代や生活とともに変化してきたセキュリティ

ESET個人向けブログ  20 Sep 2019
セキュリティは興味を持たれづらい分野です。
私たちESETも日々啓蒙活動を行っているのですが、本来セキュリティは目立つような存在ではありません。 そして近年、パソコンやモバイル内であたかも「インストールされていない」「起動していない」ように見える努力を積み重ねています。こうした背景には、時代や生活の変化があります。 今回は、セキュリティの変化についてお話しいたします。

マルウェア駆除から「生活を守る」ソフトへ

最初にセキュリティ業界の変化をお話しします。
インターネットが一般的になった2000年代、「セキュリティソフトを入れてないと危ないですよ」という言葉をよく見かけたと思います。 「ウイルス、マルウェアがパソコンに入ると危険」
「個人情報、機密情報が漏洩することがある」
「クレジットカード情報が不正に利用されてしまう」 パソコンを購入する際も「ウイルス対策ソフトをインストールしておかないと危ないですよ」と販売員に案内されたかたも多いと思います。 この流れが大きく変化したのが2010年代に入ってから。 セキュリティへの意識、認知度が高まり、マルウェア対策を含めセキュリティを考えることが「当たり前」となったのがひとつ。「危険です」と敢えて言わずとも、みなさんも「必要だ」と認識してもらえるようになりました。 そして、インターネットに接続できる端末が増えたこと。2010年代に入り、急速にスマートフォンの普及率が上昇。最近では、家電もインターネットに接続し、遠隔操作などができるようになりました。 つまり、インターネット自体が生活に密着し、当たり前のものへと変化したのです。呼応するようにセキュリティソフトも変化してきました。 最近では「ウイルススキャン」もバックグラウンドで行うようになり、セキュリティソフトを意識する機会が減ってきていると思います。これはセキュリティソフトにとって、大きな変化となりました。

「何も起こさない」が最高評価

ESETのマルウェア対策ソフトは、オーストリアのセキュリティソフトを専門に比較検証、評価する「AV Comparative」の調査により、マルウェア誤検知率の低さ軽快さ(世界一)で高い評価をいただきました。また、同じく独立調査機関のVirus BulletinやSE Labsの調査では「ウイルス検知率100%」という評価をいただきました。 これは変化した“現在”に適した性能です。 実はサイバー犯罪者の攻撃も変化しています。 例えば、過去に話題となったマルウェアはメールに添付されたファイルを開いたことで、パソコンが起動しなくなってしまう。Webブラウザが次々に新しいウインドウを開いてしまい、パソコンの操作ができなくなるなど、パソコン操作に慣れていないかたでも「何かが起きている」とわかるものが多かった。 しかし、現在の多くのサイバー攻撃は目立ちません。 パソコンやモバイルに潜み、少しずつ情報を盗み取っていく。インターネット、パソコン操作に慣れている、明るいかたでも「何も起きてない」と感じてしまうように巧妙に仕込まれています。 サイバー攻撃は目立たない。一方で、守るセキュリティソフトが「ウイルススキャン中」と目立つようならみなさんはどう思うでしょうか?
マルウェアを検知して、駆除したとしても「本当は攻撃されていないのではないか」とセキュリティソフトに不信感を抱いてしまうのではないでしょうか。 ESETのマルウェア対策ソフトはこうした流れに適した機能を持っていました。 ESETは動作が軽くコンパクトなファイルサイズが評価され、2000年初頭から日本でも主に大学、研究機関に採用されていました。日本での認知度が高まったのは、大手サイトに仕込まれたマルウェアを検知したことから。2種類仕込まれたマルウェア両方を検知したことで、高い検知力も評価されました。 マルウェアや危険なWebサイトの検知率の高さ、逆に安全なファイル、Webサイトを誤って検知しない。そして、パソコン操作やインターネット利用を快適に行えるよう負荷を低く抑えるなど、ESETは「目立たない」ように多層防御でみなさんのパソコン環境を支えてきました。 セキュリティは「何も起こさないことが最高評価」。
何かが起きたら評価が下がっていくもの。 毎日パソコンやモバイルを開いて、普通に利用する。そんな「当たり前」を壊す攻撃を、静かに守る忍者のような存在が現在のセキュリティソフト、ESETです。 次回は、そんな「目立たない」存在となったセキュリティソフトが何を内部でどのような挙動を検知し、駆除しているのかを解説します。

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