(1) iOSデバイスにウイルス対策アプリがない3つの理由
 

iOSデバイスにウイルス対策アプリが存在しない背景には、以下の3つの事実があります。

  1. iPhoneやiPadは設計上、アプリ間のデータのやり取りを厳しく制限している。
  2. これはセキュリティアプリについても同様で、例外はない。
  3. よって、ウイルス対策アプリに必須のデータスキャン機能が実装できない。

(2) ではなぜセキュリティ対策が必要? iOSでも警戒すべき脅威
 

とはいえ、iOSにもウイルスやマルウェア以外に警戒すべきセキュリティリスクがあります。それは「フィッシング詐欺」です。端末に直接侵入するものでなく、ユーザーを騙して、Apple IDやその他のアカウント情報などを盗み取ろうとするものです。個人や財産に関するデータを守るために、十分な注意が必要です。

(3) 強力なパスワードに多要素認証を追加するメリット
 

有効なセキュリティ対策の1つに強力なパスワードの設定が挙げられますが、これだけでは完全とは言えません。ここに「多要素認証」をプラスすると、安全性がさらに向上します。もし仮に推測されやすいパスワードであったとしても、大事なデータを保護するプロセスを1つ追加できます。

(4) 「ESET VPNおよびパスワードマネージャー iOS用」を導入 ESET HOME セキュリティ アルティメット

公共の場所でも自宅でも、インターネット接続をより安全に。スマホ内のパスワードや支払い用カード番号など、あらゆる重要な情報を安全に保管・管理できます。

iOSのセキュリティチェックリスト:
今の設定で、あなたのデータは安全ですか?

Step1
あなたの使用しているデバイスの設定をチェックして、以下の全8項目のスイッチを切り替えてください。

Step2
チェックリストの下に表示されるバーで保護レベルを確認してください。各項目の「詳しく見る」ボタンをクリックして、それぞれの対策について、改めて確認しておきましょう。

※設定画面が見つけにくい場合
各項目の設定画面を探すには、デバイス内の検索機能を使用してください。

デバイスの保護:

要改善

十分ではない可能性があります

良好

あなたのiOSデバイスのセキュリティを強化するためのヒント

1.非接触決済の設定をしっかり確認する

NFC技術を悪用した犯罪から資産を守るために、非接触決済の設定をしっかり確認しましょう。

2.安全性の低いアプリを見極めて避ける

不必要にデバイス内の情報にアクセスしようとするアプリは避けましょう。

3.オンラインショッピングやインターネットバンキングは安全な場所で

知らない無料Wi-Fiホットスポットは、安易に利用しないのが賢明です。特に買い物の決済や銀行取引には大きなリスクが伴います。セキュリティが弱い場所では、ブラウザに入力した情報を盗まれる危険性が高まります。

4.デバイスを定期的に再起動する
 

「インメモリペイロード」という技術を使ってデバイスを攻撃されることがあります。このタイプのサイバー攻撃は、デバイスを再起動すると消える特性があります。