ESET、ファイナンステクノロジー(フィンテック)と サイバーセキュリティに関するグローバルな意識調査結果を公表

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サイバーセキュリティ業界のグローバルリーダーであるESETは、英国、米国、オーストラリア、日本、メキシコ、ブラジルの消費者と組織の経営幹部1万人以上を対象に、ファイナンステクノロジー(フィンテック)とサイバーセキュリティに関する意識調査を実施しました。

フィンテックは、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後に、個人および社会経済を回復させる重要な役割を果たすと考えられており、フィンテックソリューションの安全性がこれまで以上に重要となります。現在の生活に欠かせない新興および現行のテクノロジーと、これらのテクノロジーに対する意識を正確に把握するために、ESETはこのたびグローバルで調査を実施しました。今回の調査で、グローバルと比較して日本人のフィンテック利用ならびにセキュリティ意識が低いことが浮き彫りになりました。

本調査の結果から、日本人の40%がフィンテックアプリやプラットフォームを使用していることが明らかなりましたが、グローバル平均では67%が使用しており、25ポイント以上の差があることが判明しました。セキュリティ意識に関して、日本人のおよそ1/3はセキュリティソフトを利用しておらず、利用していない人の割合はグローバル平均の約2倍になります。一方で、半数以上の日本人は金融アカウントへログインする際にパスワード管理アプリや機能を利用し、さらに公共のWi-Fiなどオープンネットワークを利用して銀行アカウントにアクセスする割合は、グローバルと比較して低いことが明らかになりました。生活のデジタル化がさらに進む中で、アフターコロナに向けた新たな取り組みを推進するには、最も機密性の高いファイナンス情報を扱うデバイスやテクノロジーを最高レベルのセキュリティで保護することが不可欠です。

今回の調査では、消費者と企業の両方を対象に、ファイナンステクノロジー、サイバーセキュリティ、そしてコロナ禍におけるファイナンスセキュリティ保護の影響について一連の質問を行っています。特に、新型コロナウイルスによるロックダウンの状況下における影響について多く質問しています。フィンテックの利用に関する質問には、ファイナンス、金融取引、金融データのセキュリティに関する懸念、現在のフィンテックアプリケーションの利用状況とこれらのアプリケーションへの意見、ビジネス視点からのフィンテックソリューションの今後の見通しなどが含まれています。

ESETの最高業務責任者であるIgnacio Sbampatoは、次のように述べています。「ESETは技術革新を推進し、セキュリティの優れた知見をソリューションとして提供しています。今回のグローバルなフィンテック調査によって、ESETは新興および既存のテクノロジーに対するユーザー意識を理解し、消費者と企業の両方に向けて、ESET製品を利用することで常に最高レベルのセキュリティを実現できることを伝えることが可能になります。グローバルのテクノロジーの最新動向を常に把握することは、消費者や企業ユーザーが、あらゆる種類のテクノロジーを使用する際に生じるリスクを理解し、対処することを可能にします。」

このプレスリリースを皮切りに、コロナ渦におけるフィンテックの導入に関する調査結果を、今後プレスリリース、ブログを通じて多角的な視点で順次公開していきます。